フジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の16日放送の第3話に、佐久間由衣がゲスト出演することが9日、分かった。

同ドラマは、月9ドラマとして初めての2クール連続放送で、法医学者と刑事という異色の父娘を描く。

万木朝顔(上野樹里)は神奈川県にある興雲大学に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事の父・平(時任三郎)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は見つかっていなかった。そして、父の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。

第3話では、ある日、神奈川県と山梨県の県境にある小さな倉庫で、遺体が発見されたことから物語が始まる。検視官の丸屋大作(杉本哲太)から電話があり、遺体の発見現場へ向かう朝顔。到着すると現場には、丸屋と神奈川県警の刑事たちの他に、検視官の伊東純(三宅弘城)を含めた山梨県警の刑事たちがいた。

ちょうど県境で遺体が発見されたことから、この事件をどちらが扱うか、丸屋と伊東の間でもめていたが、結果、神奈川県警が捜査を担当することになり、朝顔は遺体と対面する。

遺体は、タキシードにちょうネクタイの姿で完全にミイラ化をしていた。そのため、年齢も死亡時期も特定が困難で、さらに現場からは身元確認できるものは何も見つからない。しかし、遺体が着ているタキシードとちょうネクタイが、神奈川県警が20年前から追っている指名手配犯が着ていたものと同型ということが分かり、この遺体が指名手配犯なのかどうか、絶対に特定して欲しいと朝顔は言われる。

ゲスト出演する佐久間は、遺体の人物と、生前に深い関わりのあった、吉野佳奈というキーパーソンの役を演じる。

出演にあたり、佐久間は「撮影は今年の夏にしていて、やっと届けられる、という気持ちです。大好きな作品に飛び込む気持ちと、いろいろなことが変化した状況下の中と、どちらの緊張感も感じながらドキドキしながら作品に挑みました」。続けて「とても温かい話になっているかと思いますので、是非、『監察医 朝顔』の世界観に存在する佳奈という役柄を、ドラマを通して見届けてもらえたらと思います」とコメントした。