NHKは19日、俳優小栗旬(37)が主演し、北条義時を演じる、22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の公式ツイッターで、新キャストを発表した。

義時の父親の北条時政を歌舞伎俳優の坂東弥十郎(64)、源頼家を金子大地(24)がそれぞれ演じる。坂東の大河出演は初めて。

坂東は「歌舞伎に登場する北条時政は、すでに執権職に就いており怖い人物のイメージがありますが、今回はそれ以前から描かれているようで、はじめは権力とは無縁の田舎のいち豪族、そして何より主役の義時の父という重要な役どころです。映像作品への出演経験がほとんどない私ですが、歌舞伎での時政のイメージはすべて消して、三谷さんとご一緒にゼロから作り上げていきたいと思っています。撮影が始まるのを今からワクワクして待っています」とコメントした。

金子は「源頼朝という圧倒的な父を越えようと奮闘する第2代将軍源頼家を演じさせていただきます。鎌倉幕府を背負う重圧は並々ならぬものだと思いますが、頼家の激しい生涯を彼がどんな思いで生きたのか楽しみにしていただきたいです。この役を演じさせていただけることを、とても光栄に感じるとともに、大きな責任を感じています」とコメントした。

そのほか、頼朝の弟で僧の阿野全成役を新納慎也、同じく頼朝の弟の源範頼役を迫田孝也、大江広元役を栗原英雄がそれぞれ演じる。

同作は、主要キャストを16日から、5日間連続で発表している。第1次発表で残る役は、源頼朝、源義経、義時の継母の牧の方、梶原景時、三好康信の5人で、20日に発表される。