TBS系報道番組「news23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)の取材の際に、歌手のMISIAが落馬し、胸椎棘(きょく)突起部骨折で全治6週間のけがを負った件で、同番組が19日の放送で、あらためて謝罪した。

小川彩佳アナ(35)が冒頭、神妙な表情でMISIAの骨折について報告。サブキャスターの山本恵里伽アナ(27)が「私たちNEWS23は、現場で頂いた指摘を重く受け止めています。心よりお詫び申し上げます」と深く頭を下げて謝罪した。 小川アナも深く頭を下げると、「取材現場には私もおりました。MISIAさんには落馬の後、時間を置いて、インタビューにも応じていただきました。その際、ご本人は口には出されませんでしたが、きっと痛みに耐えながら懸命にお話くださったんだと思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。心よりお詫びとお見舞いを申し上げます」などと語った。

同企画は、MISIAと、知的障害のある人たちに様々なスポーツの機会を提供している組織「スペシャルオリンピックス」の交流について取材。小川アナは「温かな交流の様子をお伝えするはずの取材が、このような形になってしまったことを、大変心苦しく、私としても、申し訳なく思っております。 この交流については、近く『news23』でお伝えすることができればと思っております」と、近日放送することを予告した。また「MISIAさんにはあらためて、心より、お詫びとお見舞いを申し上げます。そして、現場にいらした、スペシャルオリンピックスの選手の皆様、ご家族の皆様、これまで事故なくやってこられた乗馬クラブの皆様、そしてMISIAさんのファンと関係者の皆様に、心よりお詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした」と再度、謝罪した。

MISIAは15日午後、乗馬している様子を撮影していたところ、馬が突然スピードを上げ落馬。トレーナーからは、取材クルーの動きや機材に馬が反応したと指摘されているという。16日に医師の診察を受けた結果、骨折が判明。現在自宅で療養しているという。

同局はこの日、「MISIAさんに心よりお見舞い申し上げます。当該の馬は調教されており、乗馬している人がコントロールできる状態にあったとのことでしたが、MISIAさんが怪我をされることになってしまいました。取材クルーの動作や機材の存在が刺激を与えることになったのであれば、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます」とコメントしていた。