関西名物のローカル情報番組、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」(金曜午後7時)にレギュラー出演している歌手由紀さおり(72)と、落語家笑福亭笑瓶(64)が、18日放送分をもって番組を卒業する。制作の読売テレビが1日、発表した。

番組は、地元関西のグルメや、お出かけスポットを紹介する形で、93年6月にスタート。由紀は15年4月から、笑瓶は99年4月からレギュラーを務めていた。

最後の収録は、卒業企画のコメディー仕立て。番組の舞台である「ほんわか温泉街」から、温泉旅館の料理人(笑瓶)と、スナック「夜明け」のママ(由紀)が旅立つ設定で、丁々発止のやりとりを展開した。

思い出のシーンをVTRで振り返るなどもし、卒業セレモニーも行われ、由紀にはたむらけんじ、笑瓶には間寛平から花束が渡された。

感極まった様子の笑瓶は「21年8カ月、自分の芸能生活の半分以上をお世話になった番組。思い出がいっぱいありすぎて言葉になりません」としみじみ。由紀は「本当に楽しい時間でした」と5年8カ月を振り返って感慨にふけっていた。