宝塚歌劇団星組のトップコンビ、礼真琴と舞空瞳が11日、都内のホテルで星組公演「ロミオとジュリエット」(21年2月14日初日)の制作発表会を行った。

8年ぶりに宝塚で再演される人気演目。13年の新人公演でロミオ役を演じて話題になった礼真琴が、星組トップスターとして再び同役に挑む。

演出の小池修一郎氏から「表現力、魅力、すべて持っている。宝塚史上に残るスター」と絶賛された礼は「新人公演の時は右も左も分からず若さと勢いで乗り切りました。8年ぶりにまたロミオを演じられて幸せです。究極の愛の物語を、役を通して必死に務めたい。お客さまに平和と愛、勇気を届けられる舞台にしたい」と意気込みを語った。

宝塚が制作発表会見を行うのは、自粛期間後初めて。礼は「戦いの日々でした」と振り返り「ステイホーム期間は、自分はどうしたらいいのか分からなくなることもありましたが、小池先生から『今こそ君たちが前を向いて、皆さまの希望になる時だ』とメッセージをいただき、もっと前へ進まなければと背中を押されました」と話した。

ジュリエット役の舞空は、「命がけでロミオを愛して人生の幕を終える人。お客さまに心を動かしていただけるように、礼さんに必死についていく」と意気込みを語った。

来年2月14日~3月29日まで宝塚大劇場、4月16日~5月23日まで東京宝塚劇場で上演。