毎日放送(MBS)の三村景一社長(66)が20日、大阪市の同局で新春社長会見を開いた。関西ローカル枠のMBSテレビの昼の長寿番組「ちちんぷいぷい」(月~金曜午後1時55分)が3月12日で終了することを発表した。後番組として同15日からCBCテレビ制作のTBS系の情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時15分)を放送する。

「ちちんぷいぷい」は99年10月に角淳一アナウンサー(現フリー=75)をメインパーソナリティーにスタートした大型ワイド番組。長年、関西のお茶の間で親しまれてきた長寿番組が21年半の歴史に幕を閉じることになった。「ちちんぷいぷい」の初代プロデューサーだった三村社長は「コロナ禍で収益構造をすべて見直すことにした。当たり前と思っていたことをすべて見直した」と説明。コロナ禍による収益悪化も長寿番組終了の要因の1つとなった。

また「ゴゴスマ」について、TBS系の基幹5局(関東、関西、東海、北海道、福岡)のうち、唯一「ゴゴスマ」を未放送だったMBSテレビが受けることで「ネットワークの強化になる」とした。

現在、「ちちんぷいぷい」の後に放送されている同局の情報番組「ミント!」(月~金曜午後3時49分)も3月5日で終了すると発表した。

同局の河田直也アナウンサー(46)がパーソナリティー、大吉洋平アナウンサー(35)がニュースキャスターを務める新番組「よんチャン TV」(仮、月~金曜午後3時40分スタート予定)が3月29日からスタートする。

また、阿川佐和子さん(67)司会のトーク番組「サワコの朝」(土曜午前7時30分)の終了も発表した。