文化放送は16日、プロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」との資本業務提携を発表した。

この日、オンラインで定例会見を行った斉藤清人社長は「人に寄り添うメディアとして、一緒にやれることがある」。川口に送信所を持つ同局は埼玉にリスナーを多く持つ強みがあり、今年放送40年を迎えた「ライオンズナイター」など、埼玉のプロスポーツを応援してきた歴史がある。斉藤社長は「埼玉はバスケが盛んな地域。小学生、中学生、高校生とそのファミリーの皆さんに、ブロンコスという扉を通じて文化放送に入ってきてもらいたい」と話した。

ブロンコスのオーナー、池田純氏は「文化放送のリスナーの皆さんは40~60代が多い。スラムダンクやマイケル・ジョーダンに接していた世代であり、バスケにもラジオにも有力なマーケット層。この世代にまたバスケに戻ってきていただきたい」。同局の番組などを通じ「バスケが好きな芸能人、バスケ芸人の方々にいろいろ語っていただき、ブームになれば」と期待し、「お互いウィンウィンの関係になるよう、ただのスポンサーではなく資本業務提携という形にした」と語った。