お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次(42)、品川庄司の品川ヒロシ(48)らが19日、都内で、映画「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」(26日公開)完成記念会見に出席した。

同作は、約10分間×8組のオムニバス映画。「エンタメは不要不急ではない、必要至急で作るのだ」というコンセプトのもと、24人の俳優、吉本タレント、クリエーターが協力して作り上げている。

2人が関わる「銭湯~SENTO~」はラッパー般若(42)と秋山の銭湯を舞台としたバトルが描かれる。

脚本を担当した品川は「コロナで銭湯とかもいく人が減って、男同士の裸の付き合いがあったらいいよねっていうので銭湯」と題材の意図を説明。

キャスティングについては「秋山は体が面白いし、般若くんは体がばきばきで、おもしろいかなって」と対照的な体つきを意識したという。

般若は食事制限やジム通いで体をしあげてきたといい、秋山も「ご覧の通り仕上げていますね。日焼けサロンで一発ぶちかまして。前々日に30分。前日だと赤らむんですね。前々日だとちょうど仕上がる」とこだわりを明かした。

日本一のラッパーである般若が、ラップバトルをしかけるも、銭湯の主・秋山が全く取り合わないといったかけあいがコメディーチックに描かれる。品川は、大の銭湯好きである秋山から、こだわりや、銭湯アルアルを事前にヒアリングして脚本に反映させたという。

秋山は「(撮影時)前貼りみたいなガムテープを貼るんですけど、湯船にも入るので、はがれちゃって、ただただフルちん」と振り返った。撮影現場で品川が足を滑らせて転んでしまったアクシデントの際には、秋山は股間を隠していた手をとっさに差し伸べてしまったという。「先輩ですけど、数秒前まで隠していた手で…」と申し訳なさそうにすると、品川は「致命傷になるくらい転びました。1回(秋山の股間を)もとうとしちゃった」と苦笑いをみせた。

最後にメッセージを求められた秋山が急に下に着ていた「木曜ドラマ 甘味裁判官あんみつ先生 夜10時スタート」と記されたピンク色のTシャツを披露。「甘味裁判官あんみつ先生よろしくお願いします」とボケると会場は爆笑に包まれた。品川や司会者が困惑すると秋山は「架空のドラマです。誰も決まっていません。脚本もない。局もない。このひとボケのために50枚くらい作ってある。ひとボケしたかっただけ。『銭湯』はあるのでね、ある方を見ましょうね」と少し焦った様子をみせつつ呼び掛けた。

品川は「おれ書くよ」と架空ドラマの脚本作りに意欲をみせて笑わせつつ「ばかばかしいですけど、面白いと思うのでぜひ」と本作の宣伝を忘れなかった。