俳優奥田瑛二(70)が20日、都内で映画「痛くない死に方」(高橋伴明監督)の初日舞台あいさつに出席し、本作にかけた思いを語った。

奥田は、主演の柄本佑(34)演じる在宅医の先輩を演じた。

冒頭「隣にいるのが義理の息子でございます」と娘の安藤サクラの夫、柄本をさらりと紹介。

続けて「盟友と呼ばせていただきましょうか、監督の高橋伴明さん。そうなると、一生懸命やらざる得ない。一生懸命やっておりました」と強い覚悟で臨んだと明かした。

主役が柄本だと分かった時は「おいおい、ちょっと待てと。困った。監督だけでも信頼関係を獲得するのに大変なプレッシャーがあるのに、柄本佑の前で、もし、下手なことをしたらなめられる…。二重苦みたいなものでした」と振り返った。克服するために「台本をたくさん読み込んだ」というが「あまりに読みすぎちゃって、NG連発でした」と笑った。