米歌手ビヨンセ(39)が、生まれ故郷テキサス州を襲った記録的な寒波で被害を受けた人たちの救済に立ち上がった。テキサス州では先週、厳しい寒波の影響で各地で停電と断水が続出し、およそ300万人が数日間にわたって凍り付く自宅で電気や暖房なしの生活を強いられ、死者も出ていた。そんな中、ビヨンセはスポーツブランドのアディダスと地元ヒューストンの非営利団体とタッグを組み、被害を受けて支援を必要とする人たちに最高1000ドル(約10万5000円)の救援金を提供することをSNSで発表した。

ビヨンセは17年にテキサス州を大型ハリケーンが襲った際にも、被害者支援のための慈善コンサートに出演したり、食事を配るボランティアに参加するなど支援活動を積極的に行ってきたことで知られている。

テキサス州では、地元のクルーズ上院議員が寒波による停電の最中に自身は家族を連れてメキシコのリゾート地カンクンに避難旅行に出かけたことが発覚して批判を浴びており、「ビヨンセを見習え」との声も出ている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)