女優鈴木京香(52)が、3月6日放送のフジテレビ系「土曜プレミアム『死との約束』」(午後9時)に出演する。15年の「オリエント急行殺人事件」、18年の「黒井戸殺し」に続く、「野村萬斎主演×原作・アガサ・クリスティ×脚本・三谷幸喜」の夢のシリーズ第3弾。

「死との約束」は、ミステリー界の女王アガサ・クリスティが1938年に発表した長編小説。「死海殺人事件」のタイトルで88年に映画化されているが、日本での映像化は初めてとなる。主人公は野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊。富豪の本堂家の女主人が死体となって見つかったことから事件が始まる。

鈴木は、勝呂と旧知の仲で、勝呂にとっての“運命の女”、婦人衆院議員・上杉穂波を演じる。

役を演じるにあたり「前に演じさせていただいた役と同じイメージにはしたくない」といつも頭においているといい「しっかりと役を作って臨みたいと思いました」。

実際に演じてみて「難しかった」というが「政治家は1度やってみたかった役です。昭和30年代の女性政治家は、きっと当時では珍しく、目立つ存在だったと思うので、その役を演じられるのはとても光栄でした」と振り返った。

最後に「昭和30年に時代を置き、熊野古道に舞台を置き、それが本当にドラマに魅力を与えていて、ゴージャスなサスペンスにできあがっていると思います。勝呂は西洋の文化と知性を取り入れた成熟した男性。その魅力がミステリーに加わるとこんなにも面白くなるものなのかなと思いました。ロケを行った熊野古道もとても神秘的な場所でしたし、いろいろな方に楽しんでいただけるスペシャルドラマになっていると思います」と呼びかけた。