俳優坂口健太郎(29)が2日、主演映画「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(橋本一監督、4月2日公開)の完成報告会に出席した。18年に、フジテレビ系で放送された連続ドラマの劇場版となる。

現在を生きる刑事の三枝(坂口)が、過去を生きる熱血刑事の大山(北村一輝)と、1台の繋がるはずのないトランシーバーを通じて協力し、新たな未解決事件を解き明かす物語。

映画化と聞いた際には「(原作にない)オリジナルストーリーと聞き、クオリティーの高さをどこまで持って行けるのか。ただの刑事物というよりは、無線機を使って、過去と現在が交錯するような話だったので、内容を深めないと難しそうだと思いました」と話した。

坂口は、初めて本格アクションに挑戦した。好きなシーンについては「僕のアクションが大きなテーマではある。ただ、僕はいろんな事件が片付いた後の、切ないシーンがクライマックスの方にあって、試写を見た時、ウルっときました」と明かした。

坂口にとっては、連続ドラマ初主演作だった。映画にちなみ、公開初日を迎えた自分への約束を、トランシーバーに向けて発表した。「(映画の)宣伝、まずはお疲れさま。きっともう、宣伝が終わって、この映画が自然と羽ばたくと思うので、優しい目で見てあげてください」。

最後に「こんなに長い間、シグナルという作品に携われるとは思っていなかった。時代的な大変ですけど、この作品を見て、パワー、チームの良さだったりを感じてもらって、心の中のどこかにこの映画が残れたらと思います」と、呼び掛けた。

他に北村一輝(51)吉瀬美智子(46)木村祐一(58)池田鉄洋(50)も出席した。