NHKと民間放送連盟は5日、共同ラジオキャンペーン「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」を実施し、災害現場のラジオの証言を集めた特設サイトを開設した。

東日本大震災から10年になるのを前に、ラジオが災害の時に担ってきた役割を再認識してもらうのが狙い。ラジオを聴く習慣がいざというときに役立つことを知ってもらいたいという。

特設サイトにはさまざまな人たちの声が掲載されている。昨年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本に連日、支援物資を届けた元サッカー日本代表の巻誠一郎氏は、時間の経過とともに変わる被災者のニーズについて話している。また、阪神・淡路大震災の際に、外に出ようとした時にガラスの破片で足をケガしそうになった経験から、「ベッドのそばにスリッパを置いておこう」というパーソナリティーの減災の知恵を紹介している。

特設サイトはhttps://radionoshogen.com/