乃木坂46堀未央奈(24)が28日、生配信ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」に出演し、グループから卒業した。

8年間ともに活動した同期とともに、3時間にわたってパフォーマンスを披露した。ラストは先輩や後輩たちもサプライズで大集合し、涙と笑顔があふれる中で幕を閉じた。

13年3月に加入した2期生8人による単独ライブ。「アナスターシャ」「ライブ神」などの2期生楽曲や、2期生がファンの前で初めてパフォーマンスした3枚目シングル「走れ!Bicycle」など、ゆかりのあるナンバーを次々と披露した。堀は「今はすごく楽しくて、悲しい気持ちじゃないので、とにかくこの時間が続けばいいなって思っています。みんなでいい思い出作りたいから、今日はいっぱいアイコンタクトしてください」と笑った。

続いて「全員センターによる『努力』『感謝』『笑顔』」と題して、メンバー8人が1曲ずつそれぞれセンターに立って、テーマごとに楽曲を披露した。「嫉妬の権利」を歌う前のスピーチで泣いてしまった堀は「恥ずかしながら、泣いてしもうて…。あれは見なかったことにしてください」と照れ笑い。渡辺みり愛から「キラキラしていたよ。最高でした」とフォローされた。

本編終盤には、新内眞衣が「いっぱい未央奈とアイコンタクトできて、よかったなって思います」と涙。堀も「まいちゅん(新内)、泣きすぎなんだもん」と笑いながら、自分も涙をぬぐった。「少しずつ実感が湧いてきて。もう卒業した2期生もきっと見てくれているし、今いるこの8人も、本当に自慢の仲間っていうか。2期生でこの曲を歌えて良かったな、って曲がたくさんありました」と喜んだ。

アンコールで堀は白いドレス姿で登場した。家族や先輩、後輩、同期、そしてファンに感謝を伝えた。「乃木坂46というグループは本当にすてきで、私がこのグループにいたってことが夢のような、本当に自慢のグループです」と胸を張った。ソロ曲「冷たい水の中で」の終盤で、再び残りの同期7人がステージに登場すると、泣いて声を詰まらせながら歌い切った。

北野日奈子からは「今まで見て来た未央奈の中で、今日が一番美しいよ」と声を掛けられ、「ありがとう」と笑った。その後伊藤純奈、山崎怜奈、寺田蘭世、渡辺、新内、北野、鈴木絢音の順でメッセージを贈った。

加入当時に地方組としてホテルで一緒に生活していたこともある鈴木は、特に号泣した。鈴木から「私の実力不足で、つらいときに側にいてあげられなかった。本当にごめんね」と言われると、堀は「いつもそうやってごめんねって言っているけど、全然そんな自分を責めなくていいし、2期生みんなさ、よく自分を責めるけど、みんな頑張ってるじゃん。本当に自信を持ってほしいし、私いっぱい支えられたから。みんなにも、絢音にも」と伝えた。「アイドルグループで、親友という存在ができるとは思っていなかったから…」と涙で感謝した。

ラストは再び「アナスターシャ」を歌った。2期生がそれぞれ、堀に身を寄せて泣いた。曲の終盤で、ステージ後方から乃木坂46のメンバーたちがサプライズで続々と登場した。後輩の4期生と3期生、先輩の1期生たちが、次々と堀に近寄って、目を合わせた。生田絵梨花が「お疲れさま~。みんな、来ちゃったよ」と言い、キャプテン秋元真夏は「卒業、おめでとう」と笑顔。松村沙友理も「ずっと見てたよ。本当にきれい!」と伝えた。驚いて目を丸くした堀は、手で口を押さえて号泣した。

秋元は「びっくりさせちゃったかもしれないんですけど、みんなで来ちゃいました。本当にきれいだったよ!」と話した。4期生は賀喜遥香、3期生は梅澤美波、1期生は秋元が代表してメッセージを贈った。

堀は涙目で「まさかみんなが来てくれると思っていなかったので、すごくびっくりしています。メンバーみんなが1人1人頑張っていて、そんなところがすごく大好きなので、乃木坂46というグループに入って本当によかっなって、あらためて思いました」としみじみ。「直接お会いしたかったんですが、配信見てくださっているファンの皆さん、本当に本当に8年間、ありがとうございました。そしてこれからも乃木坂46、とってもとってもすてきな、最強のグループなので、皆さんたくさん、1人1人のメンバーのことを見て、グループのことも愛してください!」と呼び掛けた。【横山慧】