メタルダンスユニット、BABYMETAL(ベビーメタル)が15日、結成10周年記念となる武道館10公演ライブ「10 BABYMETAL BUDOKAN」のファイナル公演を行った。新型コロナ禍で、1月から開始したメモリアル公演を完走した。

無数の燃え上がる炎の中から登場し、「BABYMETAL DEATH」で幕を開けた。声援の音声を流す工夫により、通常期のライブと遜色ないような一体感が生まれた。同ユニットが同所でライブを開催するのは、女性アーティスト史上最年少記録を樹立した14年3月以来、約7年ぶりだ。

コロナ禍を逆手に取り、観客は全員、黒の特製フェイスマスクを着用するなど、世界観を演出。映像でも「手首の準備はできているか?」など、あおりを多く使用し、新しい生活様式でも力強いメタルの魂で、会場は一丸となった。

ライブでは、昨年の「NHK紅白歌合戦」で歌唱した「イジメ、ダメ、ゼッタイ」や「PA PA YA!!」など13曲を披露。エンディングでは、10年間で切り開いた世界から旅立ち「LIVING LEGEND」へと歩み出すことも発表された。

SU-METALは「ついにファイナル公演を迎えました。私たちの挑戦を応援し続けてくださった世界中のファンのみなさん、武道館に来てくださった皆さん。本当にありがとうございます」と感謝。盛大な拍手で幕を閉じた。