プロダンスリーグ「D.LEAGUE」第8戦が20日、都内で行われ、「FULLCAST RAISERZ(フルキャスト・レイザーズ)」が第6戦に続いて2勝目を飾り、総合順位でも初めて1位に躍り出た。

米ロサンゼルス発祥のKRUMP(クランプ)の武器にするチームで、今回は「学園」を舞台に、学ラン姿でストーリー仕立てのパフォーマンスを見せた。「SEPTENI RAPTURES(セプテーニ・ラプチャーズ)」と72点で並んだが、オーディエンス票で20点満点を獲得して勝利した。

ディレクターのTWIGGZ“JUN”(43)は「笑いや寸劇を取り入れた形で賭けでした。メンバーは振り切って真剣にやってくれた。120%のパフォーマンスをしてくれた」とたたえた。リーダーのSOULJA TWIGGZ(ソルジャー・ツイッグス=27)も「振り切ったネタだったので、どっちに転ぶか分からなかったけど、いい結果につながって良かったです」と笑顔を見せた。

今回はいすも使ったパフォーマンスだったが、練習中にけがをしてこの日に出場できないメンバーもいた。

また総合順位1位に上がったが、JUNは「筋トレにも磨きをかけて頑張っていきたい」と話しつつ「いかに振れ幅を見せられるか。そして、一般の方にどれだけ楽しませられるかだと思います」と話した。

ソルジャーも「RAISERZの“RAISE”は、常に上がる、常勝と、今決めました。クランプの新たな見せ方で皆さまを楽しませつつ、勝ちにもこだわっていきたい」と前を向いていた。

Dリーグはレギュラーシーズンは12戦行われ、総合上位4チームがチャンピオンシップに進出する。また来季からは、参加チームが現在の9チームから11チームに増えることも発表された。