29日に放送されたテレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長 シーズン5」(木曜午後8時)第3話の平均視聴率が12・8%(関東地区、速報値)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は12・8%、第2話は12・1%だった。

同作は、ヒラ刑事からはい上がった“たたき上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員の奮闘を描いた物語で、シーズン5となる今回で、シリーズ10年目の節目を迎える。

警察官のコスプレを身にまとった女性の遺体が見つかり、大岩は臨場する。被害者の身元は、大手食品輸入会社の社員・橋本優里(川添野愛)と判明。事件当日、現場近くでコスプレイベントが開催されており、被害者も参加していた。

捜査のため現場を後にした小山田大介管理官(金田明夫)は突然、見知らぬ女性に使い捨てカイロやのどあめを差し出され驚く。彼女は、刑事の“追っかけ”に全力を注ぐことでオタク周辺では有名な“デカオタク”神谷時子(生駒里奈)。好きな刑事を追いかけるうち捜査の勘を身につけてしまい、事件解決につながるヒントをもたらしてくれるため、彼女が推した刑事はどんな難事件でも解決できる、といわれている人物だった。時子は小山田を応援することに決め「本日より、小山田管理官を全力で推させていただきます!」と宣言。

以来、小山田は時子につきまとわれる。しかし彼女の助けもあって、殺された優里が事件当日、イベント会場で、コスプレが趣味の製菓学校副理事長・青田晋太郎(酒井一圭)と会っていたことがわかる。青田は、優里の会社が主催する“パティシエコンテスト”の審査員を務めていたが、出場者から賄賂を受け取った疑いをかけられ、釈明していただけだと説明する。

そんな中、現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)が、優里に警察官のコスプレ衣装を販売したのは時子だったと突き止める。小山田は、被害者との関係を黙っていた時子に疑惑を抱くが…。