NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第12話「栄一の旅立ち」が2日に放送され、世帯視聴率が13・4%(関東地区、速報値)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週25日の世帯視聴率は14・1%だった。

あらすじは以下の通り。

役人に追われる栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)をボロ屋に引き込んだのは、円四郎(堤真一)だった。円四郎は一橋家に仕えないかと勧めるが、栄一たちは断る。血洗島村に戻った栄一は、惇忠(田辺誠一)らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。そこに京都から長七郎(満島真之介)が戻り、涙ながらに中止を訴える。計画を断念した栄一と喜作は、再起をはかるため、村を離れ京都に向かうことを決意する。

「青天を衝け」は、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。

脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。