テレビドラマ「必殺シリーズ」のテーマ曲などを手がけたトランペット奏者の数原晋(かずはら・しん)さんが死去したことが11日、分かった。74歳だった。岡山県出身。

音楽関係者によると、今年4月に亡くなったという。

中学校の吹奏楽部でトランペットと出会った。高校卒業後、一般企業に就職したが音楽への思いを断ち切れずに20歳で国立音大入学。中退をした後にプロに転向し、68年から5年間、「高橋達也と東京ユニオン」に在籍するなど、4つのフルバンドで活動をしてからフリーに。「必殺シリーズ」、「ルパン三世」などの映画音楽、歌謡曲やポップス、ジャズなどで幅広く活躍した。

この日、日本テレビ「金曜ロードショー」の公式ツイッターは数原さんを追悼するコメントを発表した。「金曜ロードショーの初代オープニング曲『フライデー・ナイト・ファンタジー』でトランペットを演奏していた名プレーヤー・数原晋さんが、お亡くなりになりました。74歳でした。『ルパン三世』シリーズや『天空の城ラピュタ』の「ハトと少年」の演奏を担当しました。謹んでご冥福をお祈り致します」。