フリーアナウンサー古舘伊知郎(66)が、13日午後8時から無観客ライブ「古舘伊知郎トーキングブルース-無観客へのリベンジ-」を配信した。

8月から11月まで初の全国ツアー「古舘伊知郎トーキングライブ2021」で11カ所で公演を行うことを発表した。

冒頭から1時間半以上にわたってしゃべり続けた古舘は、講釈台をステージに据えて「今日は時間があるから全編は披露できないけど、日本全国の田舎町まで持っていく」と言って「実況講談アントニオ猪木予告編」を披露。若き日のプロレスラーアントニオ猪木とライバルだったドリー・ファンク・ジュニアの戦いを実況した。そして「コロナが収まったら、実況フルバージョンをお届けします」と締めた。

この日、冒頭にマイク1本だけ持って、黒い衣装で登場した古舘は「ここは殺風景だね。無観客、自分との戦いだね」と話して、しゃべり始めた。

「1年前は、みんな踊ってたね」と、当時の安倍晋三首相が推奨した「おうちで踊ろう」を振り返った。「今、踊っている人なんていない。安倍首相が抱いていた犬なんて動物プロダクションに返されてるぞ。アベノマスクなんて、いましてるやついない」

新型コロナウイルス対策についても、政治の不手際を切って捨てた。

「政治が悪い。今、緊急事態宣言がシーズン3。テレビ朝日の『相棒』見習えよ。シーズン19だぞ。ウイルスが変異してるのに、政治が変わってない。480万人くらい医療従事者がいる。その中で、ワクチン打ち終わってるのは数日前ですが23%だよ。(五輪が始まる)7月末までに打ち終わけない。1日に100万回打つのは無理」

新型コロナウイルスから、話題は紀州のドンファンの不審死に。

「俺は『紀州のドンファン』という名前が違うと思う。ドンファンは、ただモテるやつのことで、金にあかして女を口説くやつのことじゃない」

そして、自身の名前をネットで調べる「エゴサーチ」の話題に。

「俺のことを『ただのおしゃべり』と書いてあった。俺はただのおしゃべりじゃない。たまにはいいことも言う。『ただの』と『おしゃべり』は『紀州のドンファン』くらいそぐわない。多分、『闇のフリーアナウンサー組織』があって書き込んでいるんだと思う。上の年代の番組が次々と終わっているのに、66歳にもなってやっているから、『ゴゴスマ』の石井(亮次)とか、裏の『ミヤネ屋』の宮根(誠司)とかが『闇のフリーアナウンサー組織』をやっているのに違いない。そして不自然なまでにフリーにならない、TBSの安住(紳一郎)が裏で糸を引いているに違いない」

古舘節はさらにヒートアップして「令和の石原軍団」に及ぶ。

「石原プロが閉鎖してしまったのが悲しい。テレビ朝日の『西武警察』で局アナ時代にお世話になった。『令和の石原軍団』を復活させたい。令和ですから、当然女性も必要で石原さとみちゃんに入ってもらう。それと菅田将暉も入ってもらって、読み方変えて『かんだまさき』に。橋本聖子東京五輪組織委員長も入れよう。政治の道の父親の森喜朗さんと、大塚家具の父娘のようになってもらう。あとは渡哲也さんの代わりがいない。渡さんと言えば『マグロ』。豊洲市場で働いていた渡部建に『部』を取ってもらって『わたりけん』になってもらう。あとは『組』とか『軍団』は今の時代はまずいから『系』で『石原系』にしよう『令和の石原系』。あとはしたたかで強いメーガン妃を入れよう。そして今、ニューヨークにいる小室圭さんとトレードする」

古舘は昨夏、6年ぶりに「トーキングブルース」を復活させる際に、新型コロナウイルス禍で8月14日に初の無観客配信ライブ「古舘伊知郎トーキングブルース 2020夏」を開催した。今回はそのリベンジと題した2回目無観客配信だった。