米音楽専門チャンネルのMTVが主催する「MTVムービー&TVアワード」の授賞式が16日に行われ、ジェネレーション・アワードを受賞した米女優スカーレット・ヨハンソン(36)が、受賞スピーチ中に夫のいたずらでスライムまみれになるハプニングが起きた。

映画とテレビの両方で貢献した人物に贈られる同賞を受賞したヨハンソンは、自宅からリモートで出演。これまで一緒に仕事をしてきた仲間やスタッフ、ファンに感謝の言葉を述べながら笑顔で喜びのスピーチを行っていた。そして終盤にさしかかり、「10年間の仕事の集大成」として7月公開予定の新作映画「ブラック・ウィドウ」の映像を紹介しようとしたとき、突然夫でコメディー俳優のコリン・ジョストが緑色のスライムが入ったボールを手に横から現れ、トロフィーを手にカメラに向かって話しているヨハンソンの頭の上からそのままスライムをたらすいたずらを慣行した。

顔面中、スライムだらけになったヨハンソンは驚いた表情で、「なんなのよ!」と放送禁止用語を交えて激怒。ジョストは笑いながらすかさず「MTVだからスライムだよ」とドッキリのタネ明かしをしたものの、受賞者がスライムまみれになるのは、子供向けチャンネルのニコロデオンが主催するキッズ・チョイス・アワードで、完全なる勘違いだったことが判明。「ごめんなさい。愛してるよ」とタオルを手にひた謝りするも怒りは収まらず、「触らないでよ」と怒鳴りながら「どこで買ってきたのよ」と夫を責めるヨハンソン。ジョストは「アマゾンだよ」と返答し、まるで漫才のような2人の掛け合いに会場は大爆笑となった。

2度の離婚歴があるヨハンソンは、2019年にジョストと婚約し、コロナ禍の昨年10月にひっそりと挙式していた。

本来ならスピーチの最後に夫への感謝の言葉があったと思われるが、ジョストの思わぬいたずらで、言葉以上に2人のラブラブぶりを見ることができたファンは大喜びだったに違いない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)