1986年(昭61)に第1作が発売され、35周年を迎える人気ロールプレーイングゲーム「ドラゴンクエスト」の新作「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」の発売が、第1作の発売日の27日、35周年記念特設ページとYouTubeチャンネルで配信された35周年記念特番で発表された。17年に発売された「-XI 過ぎ去りし時を求めて」(新ストーリーが追加された『-S』は19年に発売)以来の新作となる。配信の第2部「『ドラゴンクエスト』シリーズ最新ラインナップ紹介」の中で、シリーズの生みの親のゲームデザイナー堀井雄二氏(67)が明らかにした。

堀井氏は「発売時期は言えませんが、世界同時発売」と明言した。また「コマンドバトルが一新します。いろいろ変えて、試作を作って遊んでいますけど、面白くなるぞと。(既存のユーザーも)違和感はない」と「ドラクエ」の代名詞コマンドバトルが一新されることを明らかにした。

司会のJOY(36)が「作品のヒントは? ナレーション『人はなぜ生きるのか』は言いたくなる」などと聞くと、堀井氏は「正式発表、されましたね。(ロゴは)ダークな感じになっている。大人向けの『ドラゴンクエスト』。自分の生き方を決める、選択する(物語)」と説明した。対応プラットフォームは今後発表される。

また

<1>10周年を迎えた「-10」オンラインの新バージョン「6」のリリース

<2>オフラインで楽しめる「-10 目覚めし五つの種族 オフライン」の、22年の発売

<3>ファミリーコンピューターで1987年(昭62)に発売された「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…」をリメークした「HD 2D版ドラゴンクエスト3」の世界同時発売

<4>完全新作スピンオフ「ドラゴンクエスト トレジャーズ」の発売

を発表した。

堀井氏は「HD 2D版ドラゴンクエスト3」について「一番思い入れがあるから『3』からやる。1、2も考えている。この順番で驚きを与えたい」と語った。