佐藤健(32)が4日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督)大ヒット舞台あいさつで雨男に認定? された。

この日、都内は強い風雨に見舞われた。14年6月に前作「るろうに剣心 京都大火編」「-伝説の最期編」の完成披露イベントが都内で行われた際も激しい雨が降った。司会から「雨男じゃないですか?」と聞かれると、佐藤は「監督じゃないですか?」と大友監督に振った。

すると、同監督も武井咲(27)青木崇高(41)江口洋介(53)も、自分は晴れ男、晴れ女だと口をそろえて胸を張った。佐藤は「晴れ男議論って、何なんだよと思うけど(自分が登壇するイベントは)ほぼほぼ雨。今日もそれくらい…(思いが)天につながった。今日も雨で良かったと思って家を出ましたよ」と苦笑した。武井から「六本木の時(雨で)ベタベタだった」と言われると、佐藤は「雨と言うより嵐だったよ」と苦笑した。

「るろうに剣心 最終章」は「-The Final」と、この日、公開初日を迎えた「-The Beginning」2本で完結する。ともに18年11月にクランクインし、19年5月にクランクアップしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて20年5月27日に公開の1年延期が決定。「-The Final」は今年4月23日、「-The Beginning」は4日に決まったが、4月25日に3度目の緊急事態宣言が発出されたため、それ以後は東京、大阪の映画館は休業し、全国では映画が見られない状態となっていた。

緊急事態宣言は5月12日に延長され、劇場や演芸場への休業要請は緩和されたものの、映画館への休業要請は続いた。佐藤は17日に都内で行われた10thアニバーサリーイベントで「本当の公開日は、6月に緊急事態宣言が開けた時だと思うで。真の初日をやりたい」と誓っていた。同28日に再延長が決まった際、映画館への休業要請は緩和されたため、4日に誓い通りの舞台あいさつが開催された。

「-The Final」では、佐藤演じる伝説の剣客「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心と14年の「京都大火編」で登場した宿敵・志々雄真実(藤原竜也)を裏で操るシリーズ最恐の敵・雪代縁(えにし=新田真剣佑)との戦いを描いた。

佐藤は、仕切り直しの舞台あいさつの最後に「何カ月か、公開されている時期は幸せで、皆さんと共有しながら生きていきたい」と笑みを浮かべた。このイベントには土屋太鳳(26)も登壇。イベント後に行われた「-The Beginning」初日舞台あいさつ併せた、グランドフィナーレイベントとして2部構成で行われる。