佐藤健(32)が4日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督)大ヒット舞台あいさつで、この日、公開初日を迎えた「-The Beginning」と2本、撮影した体力の元を共演の青木崇高(41)から聞かれ「別腹」と答えた。

佐藤は、明治時代が舞台の「-The Final」で伝説の剣客「人斬り抜刀斎」緋村剣心を、青木は剣心の仲間の相楽左之助を演じた。一方「-The Beginning」の舞台は幕末で、佐藤は新時代を切り開くという目的のもと容赦なく人を斬る人斬り抜刀斎を演じた。同作に出演していない青木は、シリーズ10年、5作目にして初めて観客の側になって「-The Beginning」を見たといい「唯一、出来なかった観客側の行為が出来た。剣心は、これだけ背負ってきたかと思えた」と感想を語った。

その上で佐藤と、元新選組で内務省警視局の警官・斎藤一役で2作に出演した江口洋介(53)に向かって「佐藤さん、江口さん、監督。ほぼ同時に撮っていて、どこにその体力、あったんですか? よく撮れますね?」と質問した。両作は、ともに18年11月にクランクインし、19年5月にクランクアップしていた。

佐藤は「俗に言う別腹。俺、行けるな? みたいな」と笑みを浮かべた。青木は「信じられない。よく撮れるな? って」と驚いていた。