14日に放送された、竹野内豊主演のフジテレビ系連続ドラマ「イチケイのカラス」(月曜午後9時)最終話の平均視聴率が13・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが15日、分かった。

初回は13・9%、第2話は10・5%、第3話は12・7%、第4話は12・4%、第5話は12・3%、第6話は13・4%、第7話は13・6%、第8話は11・7%、第9話は10・5%、第10話は12・7%だった。

刑事裁判官が主人公のリーガルエンターテインメント。竹野内演じる、絶対に冤罪(えんざい)を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官・入間みちおが主人公。みちおに振り回される、東大卒のエリート裁判官・坂間千鶴を黒木華(31)が演じる。

みちおが、元同僚の弁護士・青山(板谷由夏)と癒着し、無罪判決を出しているという告発記事が週刊誌に掲載された。そんな時、みちおを呼び出した日高(草刈民代)は、「地裁の裁判官の任期は10年。任期満了後にはほとんどが再任される。問題のある裁判官以外は」と告げる。坂間は、日高がみちおを呼び出した理由を知ろうとしたが、みちおは、カレー店を開くという話だけだったとうそをつく。みちおの任期終了まで3週間。再任は、最高裁裁判官会議の指名により内閣が任命するが、実質的にはみちおと因縁のある相手、香田健一郎(石丸謙二郎)が事務総長を務める最高裁事務総局の決定によるものだった。坂間や駒沢(小日向文世)は、ゴシップ記事の裏で何か大きな力が働いていると考え、みちおが職権発動している重過失致傷事件を検証し直すことにするが…