妻夫木聡(40)が24日、都内で行われた中国映画「唐人街探偵 東京MISSION」(陳思誠監督、7月9日公開)公開直前イベントで、劇中で日本の人気漫画&アニメ「聖闘士星矢」のコスプレをしたと明かした。

「唐人街探偵 東京MISSION」は、15年公開のタイ・バンコクを舞台にした「唐人街探案」、18年公開の米ニューヨークでの騒動を描いた「唐人街探案」に続く、東京を舞台にしたシリーズ第3弾で初めて日本で作品が公開される。新宿歌舞伎町や秋葉原、浜離宮恩賜庭園などでも撮影が行われ、妻夫木はメインキャラクターの1人でもある日本人のイケメン探偵・野田を演じた。

妻夫木は、撮影で最も印象的だったことを聞かれ「劇中で『聖闘士星矢』のコスプレをしてる。多分、プライベートでそんなことはしないと思う。秋葉原も、なかなか行ったことがなくて、どういう街か分からなかった。すごいですね。ちゃんと、その分野の方々を楽しませる街だった」と秋葉原での撮影を挙げた。その上で「完璧なコスプレをさせてもらった。楽しかった。あそこまで人前でコスプレを堂々と楽しめるのは、この映画だけ」と笑みを浮かべた。

また、陳思誠監督が「貸し切りにしたい」と渋谷の街を丸ごと使っての撮影に意欲を見せていたことも明かした。妻夫木は「無理でしょと。(監督が)『どうしても(シーンに)入れたい。じゃ、作っちゃえ』と言って1日、2日の撮影のために、渋谷をセットで1億円くらいかけて作った。そのまま残して日本映画に貢献してくれた。映画のためだったら、いくらでも使うぞという気概を感じた」と日本映画ではあり得ない映画製作の規模感を語った。

この日、姉の晴子は裁判官、妹の芳子は検事を務める双子の川村姉妹を演じた鈴木保奈美(54)、事件解決率100%のエリート警視正・田中を演じた浅野忠信(47)、事件の依頼人であり、ヤクザの組長・渡辺を演じた三浦友和(69)も登壇した。