柔道男子代表監督の井上康生氏(43)が24日、都内で行われた枕メーカー、ロフテーの新商品発表会にリモートで参加し、東京オリンピック(五輪)に向け「このような世の中だからこそ、スポーツやオリンピックを通じて明るい希望や元気を与えられる戦いをしていきたい」と意気込みを語った。

同メーカーのブランドスプレッダーとして会場でPRする妻、東原亜希(38)とともに夫婦でイベントを盛り上げた。進行係から「柔道女子」と紹介され「男子、監督の井上康生です」と笑わせたり、宅配のピンポンが鳴ってあせったりと、和やかなやりとりをみせた。

ロフテーの枕は東京五輪の選手村にも供給されており、井上監督にも身近な存在。「監督としても、家族を持つ親としても、コンディショニングを整えるのは大事。元気にはつらつと、体調は非常にいい」。東京五輪でも「選手を精いっぱいサポートしていきたい」と話した。

4人の子どもの子育て中の東原は、夫のサポートについて「私には何もできないので、普通でいること。子どもと家庭のことは心配せずに、全力を尽くしてもらえるよう家庭を守りたい」と笑顔で話した。