日本テレビ系で30日午後9時から放送される「くりぃむしちゅーの掘れば掘るほどスゴイ人」で、3月24日に亡くなったバルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦さんの人生をドラマ化することが24日、分かった。古賀さんの長女・ひより役は、村上佳菜子が演じる。村上は、大手芸能事務所・ホリプロへ加入後初のドラマ出演となる。

同番組は、フィギュアスケート羽生結弦やバレーボール石川祐希ら一流アスリートの生涯や秘話をドラマ仕立てで描いてきた。

今回は、がんのために亡くなった古賀さんの53年の人生を描く。病気の存在を周囲に知らせなかったことや大けがを負いながら獲得した92年バルセロナ五輪での金メダルなどについて、家族の証言をもとにドラマ化。

古賀さんを神保悟志、妻・早苗を白石美帆、次男・玄暉役を藤岡真威人、長女・ひより役を村上がそれぞれ演じる。スタジオには長男・颯人が登場する。

神保は「今回、国民の誰もが知っている古賀稔彦さんを演じることはとても光栄であり、かつまた大変なプレッシャーでした。しかし、お芝居の中で古賀塾の道着に袖を通す機会を頂き、古賀さんに応援していただいているような不思議な感覚を得ることが出来ました」。

過去に共演経験のある白石も「古賀さんののこしてくださった功績や強く優しい生き方は、今の私たちにとてもエネルギーをもらえるものだと思います」とコメントした。

番組は、東京五輪陸上1万メートル代表に内定している新谷仁美のドラマとの2本立てで展開される。