27日に最終回を迎える阿部寛主演のTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜午後9時)で、藤井遼役を演じた俳優の鈴鹿央士(21)が、ドラマ撮影最後の1週間に密着した動画を27日午前10時から公開することが同日、発表された。

所属事務所の公式YouTubeチャンネル「【公式】フォスター/フォスター・プラス FOSTER/FOSTER plus.」で公開される動画は「【最終回】ドラゴン桜最後の撮影までの1週間に密着。鈴鹿央士が今作品にかける想いと苦悩」というタイトル。劇中で、時にモラルのない言葉を発したり傲慢(ごうまん)な態度を取る藤井役を演じた鈴鹿。動画では、自身のSNSに藤井へ向けたようなメッセージが届いたことを明かす。鈴鹿は「藤井を演じたことによって、視聴者にドラマを楽しんでもらうだけではなく、人に言葉を送る前に、言葉が人を傷つけるかもしれないということに気付くきっかけになれたら良かったけれど、難しかった」と、役柄を通して感じたことを率直に語っている。

動画の冒頭は、朝5時に撮影現場に向かう車内のシーンからスタート。撮影目前、「ドラゴン桜とはどんな作品だった」と聞かれた鈴鹿は「作品との出会いもそうだけど、人との出会いが大きかった」と答える。主演の阿部寛や東大を目指すクラス「東大専科」のメンバーの名をあげ、今までにないキャラクターを演じたことによって「型にはめずにもっともっとできるんだぞと貴重な経験を得られた大切な作品です」と作品への想いを語っている。

また、見せ場の東大合格発表シーン撮影後、クランクアップまで残り2日となった日、ホテルの自室で、カメラを自身で回しながら「もう終わるなぁ」「あとちょっと」と寂し気な表情を浮かべる場面も登場。序盤の撮影時に自身の演じる役と監督が求める像が異なり苦戦したことで、自身の殻を破り、俳優としてグレードアップできたと感じていることも明かしている。

最後には、クランクアップ後、帰りの車中で阿部から「よくやりきった」というメッセージカードをもらったことを明かし、「もっともっと頑張りたい」と今後の俳優活動への意欲を語る。

その他、マネジャーとリラックスして話をする姿や控室で眠そうな姿で一生懸命カメラに話す姿、休憩時間に椅子をつなげて昼寝をする姿なども収録されている。

藤井は同じ系列の所属事務所の広瀬すずに発掘され芸能界入り。『MEN’S NON-NO』で専属モデルを務め、20年の第43回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞している。