女優米倉涼子(45)が30日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で、映画「ブラック・ウィドウ」(7月8日公開)公開記念イベントに出席した。米倉は、主人公ブラック・ウィドウを演じた米女優スカーレット・ヨハンソンからのサプライズビデオメッセージに瞳をうるませた。

「アベンジャーズ」シリーズなどで知られるマーベル・スタジオの最新作。米倉は、12年公開の「アベンジャーズ」からブラック・ウィドウの日本語吹き替えを担当する。イベントでは、本国キャストのスカーレットとフローレンス・ピューからのメッセージが公開された。スカーレットは、コロナ禍で来日がかなわないことを残念がりながら、米倉に対しても「ブラック・ウィドウを9年間も応援してくれてありがとう」と呼び掛けた。

座席からスクリーンを見つめていた米倉は「感動で立てません」とひと言。立ち上がると「すごいですね」と涙を拭った。スカーレットとは12年「アベンジャーズ」ワールドプレミアのレッドカーペットで対面しており、その人柄を「疲れて廊下に座り込んでいる姿を見て、フランクな子だなって」と回想。また「『久しぶり』と覚えてくださっていたりとか…はあ、懐かしいですね。LAに行きたい」と再会を願った。

映画「アイアンマン2」で初登場後、数々のミッションを遂行してきた超一流スパイにして暗殺者、ブラック・ウィドウの過去を描く。コロナ禍で、昨年の公開予定が延期となり「私も首を長くして待っていました」と笑顔。19年に「アベンジャーズ/エンドゲーム」で同シリーズは完結しており、「今回の『ブラック・ウィドウ』は集大成。心を引き締めてやらせていただきました」と振り返った。また「女性が主役の女性の戦い。男の人が強く闘う物語とはちょっと違う映画です」とアピールした。

同作でブラック・ウィドウが“妹”と呼ぶ暗殺者、エレーナ役の声を務める田村睦心(むつみ)も登壇した。