俳優の辻萬長(かずなが=77)が、かねて患っていた腎盂(じんう)がんの治療に専念することを16日、所属事務所が発表した。伊東祐親役で出演予定だった来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は降板する。

サイトでは、「弊社所属の辻萬長につきまして、かねてより患っておりました腎盂がんの治療に専念するため、番組スタッフの皆様と協議の上、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を降板させていただくこととなりました」と報告。「スタッフ・キャストの皆様、並びにドラマを楽しみにしていただいております皆様には、ご迷惑、ご心配をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪し「皆様にまた元気な姿をお見せできますよう、治療に努めて参りますので、引き続きご声援の程何卒よろしくお願い申し上げます」とした。

辻が大河で演じる予定だった伊東祐親は、新垣結衣演じる八重や、竹財輝之助が演じる伊東祐清の父親。辻の代役は、浅野和之が担当することをNHKが発表した。