23日に行われた東京オリンピック(五輪)開会式に出演した歌舞伎俳優、市川海老蔵(43)の登場シーンがネット上で話題となっている。

海老蔵は開会式終盤に登場し、歌舞伎十八番のひとつ「暫(しばらく)」を披露した。直前にはお笑い芸人の劇団ひとりとトリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香さんによる寸劇が行われており、最後は荒川さんがレバーを上げると、海老蔵が登場するという流れだった。この時に荒川さんが触れたレバーの上には「ABZ」の文字が。これにSNSなどでは「海老蔵登場のスイッチが『ABZ』」「芸が細かすぎる」など驚きとともに細部まで作り込む制作側の姿勢への称賛の声も並んだ。

こうした反応に海老蔵本人も気がついたようで、出演後の深夜に自身のツイッターで「ABZ.笑った」と投稿。同じく更新したブログでは開会式出演への感謝をつづるとともに、テレビの前で自身を見守る子どもたちの写真も載せ「この世代の子どもたちにとっては記憶に残るものになると思います。コロナ禍でのオリンピック・パラリンピック。今はいろいろな問題があるとは思いますが、10年後50年後100年後に何かの意味を持つ大会になることを願い舞台に立ちました。ありがとうございました」などとつづった。