日本テレビが26日、東京・汐留の同局で、社長定例会見を行った。

東京オリンピックスペシャルサポーターを務めるお笑いコンビ、くりぃむしちゅー上田晋也(51)が、新型コロナウイルスに感染したことについて、同局は代役を置かないことを明言した。

福田博之常務取締役は「まず、上田さんの1日も早いご回復を心よりお祈りしております。とっても、準備を熱心にされていたのを我々知っていますので、上田さんの無念というのはいかばかりかと存じます」と上田を思いはかった。

続けて「もちろんしばらくは、任に就けないということで、我々も考えなければいけない。とりあえず、代役という形でどなたかというのは、考えておりません。アナウンサー含めまして、フォローしていきたいなと思っております」と話した。保健所から、濃厚接触者等などについてはいないと連絡を受けたという。

また、感染対策については、「マニュアルに則って感染予防をしておりますが、IBC、国際放送センターには、かなり人が集まってくる。当社だけではないので、ここの人数を極力減らす努力をしました。通常であれば、詰める人間がいるんですけど、極力本社で対応できるように技術システムの方も構築しております。出演していただく方々につきましても、1カ所に集中しないように、離れた場所からもご出演ということを心がけて用意をしております」。

同局では、五輪取材者や、生番組に携わるスタッフ、「24時間テレビ」スタッフなどについては、優先的にワクチン接種できるように進めているという。

上田は、23日に開会式を記者席で取材。選手には11日を最後に接触していない。

感染が判明した24日に、同局は「保健所及び、医師の判断従い、許可が出るまでは出演しない形です。弊社としましても、上田さんの体調の回復を待って、状況を見ながら、安全を第一に慎重に判断いたします」とコメントしていた。