日韓含む多国籍7人組ボーイズグループ、ENHYPEN(エンハイプン)を、リモートインタビューした。

筆者自身、国内ですらリモートインタビューをしたことがなかったが、初のインタビューが韓国と日本だった。本当にこれでインタビューができるのか、と不安だったが、そんな不安を吹き飛ばすように、笑顔の2人が画面に現れた。

リーダーJUNGWON(17)と、日本人メンバーのNI-KI(15)だ。夜遅い時間のインタビューとなり、おそらく活動後だっただろう。だが、終始素晴らしい対応をしてくれた。

ENHYPENは、7月6日に「BORDER:儚い」で日本デビュー。昨年11月に韓国デビューし、デビューアルバムは、2カ月間で新人賞を4つ獲得するなど、“令和最高新人ボーイズグループ”ともいえる。日本でのシングルも、複数チャートで1位を獲得。今、最も勢いのあるグループだ。

インタビューは、筆者が韓国語を話せないこともあり、通訳を介して行われた。NI-KIにいたっては、筆者と年の差が10歳。これまでかっこいいパフォーマンスしか見ていなかったため、どうやって笑顔になってもらおうかと考えていたが、そんな心配は杞憂(きゆう)だった。

もう、2人ともひたすら笑顔、笑顔-。好青年だった。インタビュー中に驚いたのは、JUNGWONが日本に来てやりたいこと。「NI-KIさんが日本のことをよく知っていると思います。なので、NI-KIさんにガイドしてもらいながら、旅行がしたいです。NI-KIさんのご両親に、NI-KIさんもずっと会えていないので、僕も一緒にご両親に会いにいきたいです」。

17歳にして、こんなにも相手を思った発言ができるのか-。NI-KIは少し照れた顔を浮かべたが、非常に良い関係性だろうとすぐに分かった。

そんなJUNGWONは、「東京ドームでコンサートをするのが目標です」と目標を明かした。これには、関係者も「そうなんだ!」と驚いていたが、彼らのパフォーマンスや人柄が世界中に見つかるのは、時間の問題だと感じた。【佐藤勝亮】