女優の中江有里(47)が、1985年の日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった小学校時代の恩師をしのび、「歳を重ねるごとに、どれほど先生は無念だったかと思う」とつづった。

乗客乗員520人が犠牲となった事故から36年の12日、中江はインスタグラムを更新。「小6の夏休み、家族で出かけた旅先で大人たちは、テレビに映しだされる乗客名簿を言葉なく見つめていた。あまりに大勢の名前が画面を流れていき、知った名前を見つけることは出来なかった」と書き出した。続けて「1985年8月12日、日航機に搭乗していた当時の音楽のO先生。そのことを知ったのはお盆を過ぎたある日、家に届いた学校からの一枚の通知だった。通知を受け取ったわたしは、一学期まで指導を受けていた先生が事故にあった事実をすぐには受け止められなかった」と、当時の動揺を振り返った。

「歳を重ねるごとに、どれほど先生は無念だったかと思う。今は飛行機に乗ること、遠出することをできるだけ控えているけど、普通に移動して、こんな事故に巻き込まれてしまうなんて、誰が想像するだろう」と中江。「あの日から36年。ずっと忘れない。それしかできなくても」とつづった。