19日のフジテレビ系報道番組「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)で、新型コロナウイルスに感染した妊婦が入院できず赤ちゃんが死亡したニュースを号泣しながら伝えた榎並大二郎アナウンサー(35)が、20日の生放送で、前日の涙を謝罪した。

この日榎並アナは産婦人科の現場を自ら取材。そのVTRが終わり画面がスタジオに戻ると、榎並アナは「まずもって昨日ですね、このニュースをお伝えした際に、自分自身、言葉が詰まってしまってきちんとお伝えできずに申し訳ありませんでした」と謝罪した。

榎並アナは続けて、カメラをしっかり見据えながら「妊婦のみなさんですが、今回救えたかもしれない赤ちゃんの命が失われてしまったことに、自分のことのように悲痛の声を、思いを伝えてらっしゃいました。自分がコロナにかかったときに、本当に入院できるのか、受け入れてもらえるのか、という不安の声も聞かれました。こうした妊婦の皆さんの不安を、行政がきちんと受け止めて動くことが必要だと思うんですよね」と訴えた。

前日の榎並アナは、感染者の妊婦が入院できず自宅出産して赤ちゃんが死亡してしまった報道の際、「妊娠8カ月といえば、赤ちゃんも1000グラムくらいまで育ってきているはずなんですよね。だから適切な…あの」と話したところで「ちょ…ごめんなさい」と言葉につまり、その後は泣きながら、適切な医療を受けられなかったことを残念がるコメントを続けた。

榎並アナの妻でモデルの有村実樹は、今年2月に第1子を妊娠したことを発表している。