25日に放送された、東山紀之主演のテレビ朝日系ドラマ「刑事7人」（水曜午後9時）の第6話の世帯平均視聴率が11・0％（関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値）だったことが26日、分かった。個人平均視聴率は6・2％だった。

第1話は11・9％、第2話は11・7％、第3話は11・9％、第4話は10・5％、第5話は11・1％だった（いずれも世帯平均視聴率）。

東山演じる天樹悠を中心に、個性派刑事たちが難事件解決に挑む人気刑事ドラマ。15年にシーズン1がスタートし、今年シーズン7を迎えた。

不動産業者・尾原喜一郎（春海四方）の遺体が発見された。後頭部に損傷が見られたものの現場に血痕がないうえ、見つけやすい場所に放置されていたことから、天樹は、犯人が別の場所で殺害後、犯行現場を隠す意図でここまで遺体を運んできたものと考える。

尾原は仕事のかたわらボランティア活動にも精を出し、周囲から“仏の尾原”とよばれていた。

専従捜査班が捜査を開始しようとした直後、尾原を殺害したという男が凶器の鉄材を手に自首してくる。その男・笹井誠（佐藤祐基）は10年前、資産家強盗致死事件を起こし、青山（塚本高史）が刑事になって初めて手錠をかけた相手だった。逮捕以降、何かと笹井を気にかけていた青山は、刑務所で心を入れ替え更生し、働きながら介護士になる夢に向かう笹井の姿を見届けていた。それだけに、今回の犯行が信じられなかったのだ。

「本当にお前がやったのか」と問う青山に対し、笹井は投げやりに「自分はクズだ」「自分がやった」と吐き捨てるように言う。それでも笹井を信じる青山は、水田環（倉科カナ）の制止も聞かず、笹井の周辺を調べることに。しかし、浮かび上がってくるのは笹井の更生を信じていた青山を裏切る情報ばかり。一方、天樹は笹井が自供しつつも犯行現場についてはなぜか黙秘していること、また犯行からひと晩待って出頭してきたことが気になり、尾原の周辺から聞き込みをはじめる。