元乃木坂46の女優伊藤万理華(25)が29日、都内で主演映画「サマーフィルムにのって」(松本壮史監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

時代劇映画の製作に挑戦する女子高生たちの青春ムービー。口コミで評判が広がり、都内の劇場で満席が続くなど大ヒット。伊藤は「力を尽くした作品がお客さんに届いたと思うと、うれしいです」と笑顔を見せた。

伊藤は時代劇オタクのハダシを演じた。共演の河合優実、祷キララとは親友3人組を演じ、役を離れた今でも作品同様の関係が続いているという。撮影期間中に銭湯に出掛けた思い出を振り返り、「湯船が熱すぎて、3人で全裸で湯船の周りを走り回って。おけに水を足して、3人で順番にかけ合いながら熱湯風呂に入りました。それくらい裸の付き合いです」と仲の良さをうかがわせた。

ともに登壇した共演の金子大地(24)とは、撮影当初うまく会話をすることができなかったが「女子3人組で、距離を縮めたいねと話して。金子くんに『この映画について話さない?』と言ったんです」ときっかけ作りに奮闘したことを明かした。金子は当時の伊藤について「そのモジモジした感じが(役柄の)ハダシ過ぎだ」と笑ったが、その後は共演者でカードゲームなどを楽しみ、映画さながらの青春を過ごした様子。伊藤は「愛があふれた現場でした。めっちゃいいチームじゃん? と思いました」と充実感をにじませた。

伊藤は「話していても思い出がわき出てくる。お仕事の演技である以上に、学生時代は楽しかったな、戻りたいなという気持ちになった。お客さんも楽しかった瞬間を思い出すだろうなと思うし、それが自然に出てくる映画って素晴らしい」としみじみと語った。

松本監督も登壇した。