吉本新喜劇の元座長、ベテラン俳優の内場勝則(61)が30日、大阪市内で取材会に臨み、ミュージカル「ボディガード」(来年1月21~31日=大阪・梅田芸術劇場、同2月8~19日=東京国際フォーラム)再演決定に「夢のよう」と喜びを語った。

同ミュージカルは、ホイットニー・ヒューストン、ケビン・コスナーによる同名映画(93年日本公開)を舞台化したもの。昨年3~4月に、日本キャスト版初演として東京、大阪で上演予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪5公演のみの上演に終わっていた。

今回、再演が決まり「やった~っ!」「うそやん! 大丈夫かな」「夢のようやな…。同じメンバーで集まるというのが…」。喜びの一方で、コロナ禍の収束は見えず、不安と入りまじった半信半疑の本音を吐露。「今回はなんとか(上演が)できてほしい…。もう前みたいなの(中止)は…」との願いも口にした。

内場は、歌手で女優のヒロイン・レイチェルのマネジャー役。昨年の初演時を「標準語やし、外国人やし、プレッシャーしかなかったです」と振り返り、開幕した際には「涙が出た」ほど感動したという。

レイチェル役は初演の柚希礼音、新妻聖子に加えてMay J.が入り、今回はトリプル・キャスト。内場は3人を相手にマネジャーにふんし「稽古、3倍せなあかん」と苦笑しながらも「3回見ていただいて、それぞれのレイチェルを見てほしい」と呼びかけていた。