女優の沢口靖子(56)が2日、京都市内で公開中の主演映画「科捜研の女-劇場版-」(兼崎涼介監督)の京都凱旋(がいせん)舞台あいさつに登壇した。

99年開始の連ドラ「科捜研の女」の初映画化。ロケ地。京都でのイベントはシリーズでは初めて。俳優内藤剛志(66)、風間トオル(59)らも出席した。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が1日に解除されたため、舞台あいさつが行われたT・ジョイ京都の映画館は満席の約320人のファンが訪れた。鑑賞後の舞台あいさつで沢口は「京都のみなさん、ただいま。劇場版を楽しんでいただき、ほんま、おおきに」とあいさつすると、大きな拍手が起こった。「(公開の)初日に京都に来たかったんやけど。緊急事態宣言も明けて、やっとみなさんの前であいさつすることができました」と喜んだ。

現在は「科捜研の女 Season21」を京都で撮影中。京都のお気に入りスポットについて沢口は「嵐山」をイチオシ。紅葉の季節にロケに向かう車中から見る景色に「嵐山が色づいていき、季節の移り変わりを肌で感じることができるのが京都の魅力かな」。長年の京都でのロケでは、交流も深まり、店での買い物では「ちょっと一品とお得なこともあります」と明かした。

最後に「緊急事態宣言は明けましたが、まだまだ緊張感のある日々が続くと思います。科学で明るい未来を切り開くのがこの作品のテーマ。みなさんに勇気や希望をお届けしていきたい」と話し、「きょうは、よう来てくれはりました。おおきに」と締めた。