市原隼人(34)主演ドラマ「おいしい給食 season2」(10月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかでスタート)制作発表記者会見が7日、都内で行われた。席上で、2本目の映画化が決まったと発表した。22年公開予定だという。

市原は映画化決定の一報に「テンションをグッと持っていかないと、現場に行けない。眠れないで現場に行った。これほど、見ていただきたいと思えた作品は初めて」と喜んだ。その上で「この作品が好きすぎて、たまらない。1人でも多くの人に届いて欲しい」と力を込めた。

「おいしい給食」は、19年10月期に全10話放送。給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディーは話題となり、20年3月には映画「劇場版 おいしい給食 Final Battle」も公開された。

連続ドラマとして、2年ぶりの続編となる「-season2」は、映画から2年後を描く。前作で常節(とこぶし)中から転勤になった甘利田が新しい中学・黍名子(きびなご)中に赴任して2年がたっていた。相変わらず生徒たちには厳しく接する厳格な教師だが、頭の中は給食のことしかなく、毎朝、献立を執ように確認し、ランチタイムに万全を期す。そんな中、担任する3年1組に転校生がやって来る。朝、登校してきたその生徒は、かつて甘利田と給食対決を繰り広げてきた宿敵、神野…甘利田はがく然とする。

綾部慎弥監督は「前作は、コロナ禍の中、公開し、自信があったのに途中で終わって悔しかった。みんなでワイワイ、給食を食べることを映画にする意味が、また増えたと思い、今も作っています」と力を込めた。