声優石川由依が16日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われたアニメ映画「トロピカル~ジュ! プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」(志水淳児監督、23日公開)完成披露舞台あいさつで、先輩プリキュアの「ハートキャッチプリキュア!」との共演について「すぐ友だちになれそう」と歓迎した。

今回の映画は、テレビ朝日系で放送中の「トロピカル~ジュ! プリキュア」(日曜午前8時半)のプリキュア『トロプリ』を、10年に同系で放送された「ハートキャッチプリキュア!」のプリキュアたちが救う物語が話題となっている。劇中でキュアパパイヤこと一之瀬みのりを演じる石川は「映画ならではの『ハトプリ』さんとのコラボも大きくて。普段、トロプリとして活動しているところにハトプリさんが来て全然、違和感がなくて、すぐ友だちになれそうみたいな、見ていて、そう思うような、みんなの関わりが、すごくすてき」と満面の笑みを浮かべた。

主人公キュアサマーこと夏海まなつを演じるファイールズあいは「トロプリ」について「名前の通り、常に常夏が舞台」と紹介した。今回の映画は、雪の国シャンティアから新しく女王になるシャロン(声=松本まりか)の戴冠式の招待状が届く物語で、テレビシリーズとは一変し、酷寒の世界が舞台となる。そのことを踏まえ「雪の国…一面の白銀の世界に行った時の、普段とのギャップ、冬のファッションがかわいい。この映画でしか見られない」と推しポイントをアピールした。

キュアコラールこと涼村さんご役の花守ゆみりは「真夏のように輝くメンツ(『トロプリ』メンバー)が真冬にいるギャップが、とても面白い題材。トロプリの子たちしか描けない物語、というのが何個もあった。胸に届いた時、雪が溶けるように感動していただけるんじゃないか」と強調した。

キュアラメールことローラ役の日高里菜は「いつも元気で明るいイメージは、そのままに切ない、寂しいシーンもセリフもあって、見た後、大切な人に会いたくなった」と映画を見た感想を語った。

キュアフラミンゴこと滝沢あすか役の瀬戸麻沙美は「アフレコして、改めて思ったのは、いい子しかいないということ。いろいろな状況に、みんなが立たされていく中で、特にまなつの優しい言葉選び、友だちにこういう声をかけるんだ、と。大人の私たちも周りの人に優しく接したいよねと思わせてくれる」と、主人公まなつの素晴らしさを強調した。