俳優岩城滉一(70)と演出家マッコイ斉藤氏(51)が18日、都内で動画配信サービスSPOOXで25日から独占配信される「岩城滉一 Bike Style Life ~51 SENSE~」シーズン2(全10話)の制作発表に出席した。今年1月からスカパー!などで放送された「岩城滉一-」の第2弾。マッコイ氏は監修を務める。

岩城は「自分の好きなことやっていて、遊びに体を張っているので見応えはあると思う。撮影の日に朝起きて『どこ行こうか?』と。マグロ食おうと青森の大間まで900キロ。2日目はフェリーに乗って函館へ。そこから基地としている弟子屈まで500キロとバイクでツーリングしました」と振り返った。シーズン2のオファーを受けたことについては「見てくれる方いなきゃできないから、見てくれる方がいることに感謝したし、驚いた。かかる責任もでかくなっていく。期待されれば、燃える性格だから聞いた時はうれしかった」と笑顔を見せた。

今年3月に古希、70歳になった。「今、70歳って年(寄り)じゃないんでね。60歳、還暦になった時に何も変わらなかった。車のレースのタイムも車が良くなって速くなっていた(笑い)。でも、70歳になった途端に肺炎になっちゃって、さすがに(衰えが)来るなと思ったけど、退院しちゃえば大丈夫。タバコも変わらず、吸っている」と話した。

フジテレビ「みなさんのおかげです」やYouTube「貴ちゃんねるず」、ライザップのCMでおなじみのマッコイ氏は「台本のない旅。岩城さんのやりたいこと、スタッフの見たいことを撮りました。岩城さんの命をかけた遊びのドキュメンタリーですね。バイクだけじゃない、他の遊びも見せてくれます。その規模と場所、乗り物を楽しんでほしい」と話した。

シーズン2の第1話から、岩城の発想と行動力に度肝を抜かれた。「びっくりしました。箱根くらいまで行くのかと思ったら、青森の大間まで。そして、北海道の弟子屈まで。僕らも岩城さんを撮っていてドキドキする。本当に、よくけがしないで帰ってこられた。岩城さん、元気すぎます」と振り返った。

第2シーズンでは、よりスケールアップした。マッコイ氏は「岩城さんと言えば、僕ら世代のカリスマ。ファーストシーズンは探りながらでしたからボクシングで言えばスパーリングだから、ステップアップしています」。撮影中に岩城の名言「イメージはダメージだから、そんなイメージやめろ」が出た。マッコイ氏は「『岩城さんはこうじゃなきゃいけない』というものを捨てて、真っ白なところからから始めました」と振り返った。

岩城はシーズン5くらいまでの構想を練っているという。「シーズン1は大ざっぱだったな。やりたいことだけやって、見てる側の気持ちを無視していたことが多かったので、誰でもできるよという面があってもよかった。親切じゃなかった。勝手にやってOK! みたいなノリでやっちゃったな。インフォメーション、もう少し丁寧にやってあげればよかったな」と話した。

第1話はSPOOXに登録すれば、無料で視聴できる。