ホラー映画「聖地X」(入江悠監督、11月19日公開)の完成披露試写会が28日、都内で行われ、主演の岡田将生(32)と川口春奈(26)緒形直人(54)が舞台あいさつに立った。

原作は劇団イキウメを主宰する前川知大氏の同名戯曲で、オール韓国ロケで製作された。一度足を踏み入れた人は精神に異常を来し、常軌を逸した悪夢に取りつかれ、こつぜんと姿を消してしまうという地を舞台にしたホラー。

韓国での撮影について岡田は「韓国スタッフは朝から辛いカップラーメンを食べていたのが印象に残っています」。川口も「ご飯の時間がきちんと確保されていて、みんなで食事ができてコミュニケーションがうまく取れたと思う」と振り返った。

ただ、最初に宿泊したホテルが海の近くで、毎晩、地元の人たちが浜辺でパーティーを繰り広げていたという。岡田は「眠れないし、セリフも覚えられないので、プロデューサーにお願いしました。夜中までカラオケ大会をやっているので、曲を覚えてしまいました」と振り返った。

撮影は日本と韓国のスタッフが合同で行われた。韓国では撮影スタッフの週休2日制や、食事の時間がしっかり取れているという。入江監督も「いつもは俳優陣とはあまりご飯を食べたりしないのですが、韓国では岡田くんらとよくご飯を食べました」。日韓で撮影手法が違ったりしたが入江監督は「岡田くんがいつもニコニコしていて、周囲を温かい空気にしてくれました」と話した。