2010年(平22)9月から11年8月までテレビ朝日系で放送され、映画化もされた「仮面ライダーオーズ」の、テレビシリーズ最終話の10年後を描く正統な続編として、Vシネクスト「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」の製作が決まった。

4日、東映ビデオが発表した。22年春に期間限定上映され、同8月24日にブルーレイ&DVDが発売される。また新作の上映に併せて、東映特撮ファンクラブでもネット版スピンオフドラマの配信の製作も決定した。

「仮面ライダーオーズ」は、渡部秀(30)演じる仮面ライダーオーズこと火野映司が、三浦涼介(34)が演じた怪人アンクとともに、メダルの怪人グリードとの戦いから人類を守る物語で人気を集め、変身アイテムのメダルの玩具の生産数が、その年の1円、5円、50円玉の発行数を上回ったことでも話題となった。

Vシネクスト「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」は、消滅してしまったアンクの復活と、新たな敵との戦いを描く物語。新たな変身フォームの登場などファンの期待に応える新作となる。そんな10年ぶりの完全新作にオリジナルキャストが集結。ヒロインの泉比奈役の高田里穂(27)仮面ライダーバースに変身する後藤慎太郎役の君嶋麻耶(34)伊達明役の岩永洋昭や、里中エリカ役の有末麻祐子、白石知世子役の甲斐まり恵、鴻上光生役の宇梶剛士が出演する。

解禁されたティザービジュアルには、隣に並ぶ映司とアンクと、アンクが映司にメダルを渡すオーズではおなじみのワンシーンが描かれた。アンクの消滅によりかなわないはずの2人が並ぶ背後に佇む仮面ライダーオーズと仮面ライダーバース。そして、すべてを不穏に見下ろす古代オーズが描かれた。

特報映像では、鴻上の「ハッピーバースデイ!オーズ!」のかけ声とともに、大黒摩季が歌う主題歌「Anything Goes!」が流れ出し、主要キャスト、オリジナルキャラクターが登場。そして、映司の「おかえり、アンク」の声とともににがれきの中で再会する2人、さらに背後で起きる爆発が再び始まる戦いを想起させる映像となった。

この日、都内で開催中の東京国際映画祭では渡部、三浦、高田、君嶋が登壇してのトークイベントが開かれ、イベント後には11年の映画「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」が東京・日比谷ステップ広場で無料上映された。