女優山本美月(30)が、来年2月6日スタートのWOWOWオリジナルドラマ「にんげんこわい」(日曜午後11時)の第2話「辰巳の辻占」に出演することが12日、分かった。

同作は、落語の4演目を大胆にアレンジ、ドラマ化し、オムニバス形式の全5話で放送する。

山本は、女郎・お玉役を演じる。岡山天音演じる伊之助から「うそをついて一緒に心中して欲しい」と頼まれる役どころだ。

第1話「心眼」には黒木華、東出昌大、松本妃代、第2話「辰巳の辻占」には、山本、岡山、大東駿介、第3話「紺屋高尾」には永山絢斗、瀧内公美、きたろう、第4話「宮戸川・上」と最終話「宮戸川・下」には、奈緒、若葉竜也、萩原みのり、中島歩がそれぞれ出演する。

また同作は、落語家・柳家喬太郎が語りを務め、番組の最後には喬太郎による解説も組み込まれている。

喬太郎が「落語は温かい話だと思われがちなところもありますが、そうでもありません。人間は残酷です。その残酷を笑いにまぶしながらも、残酷なまま描いているのが落語だと思います。このドラマは落語を再現するドラマではありません。落語を通して、現代人にも通じる人間の怖さを描いています。ですので、私も、落語に対する固定観念を捨てて、一人の視聴者として拝見することができました。そしてもっと見たくなりました」とコメント。

「普段は落語を聞かない役者さんもいたと思いますが、落語の世界の人物を演じてくれていることが、すごく新鮮でした。このドラマを通して、一人でも二人でも落語を聞いてくれる人が増えるといいなと思います」と願った。