岡田准一(41)が、来秋公開の映画「ヘルドッグス」(原田眞人監督)に主演することが11月30日、分かった。

潜入捜査に臨む、“闇落ち”した元警察官を演じる。ハードなアクションも披露し、裏社会をドラマチックに描く。

深町秋生氏の小説が原作。岡田は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱えた元警察官で、正義も感情も捨て復讐(ふくしゅう)にのみ生きてきた男、兼高昭吾を演じる。その闇と狂犬ぶりに目を付けた警察から潜入捜査を強要され、ヤクザ組織でのし上がっていく。伸びた髪、無精ひげ、タンクトップからのぞくタトゥーが特徴的なアウトローの役どころだ。

岡田とは17年の「関ケ原」、公開中の「燃えよ剣」に続き3作目のタッグとなる原田監督は「心底カッケー潜入捜査映画を撮ってやるぞと心に誓い、岡田さんに、野獣のごとき鉄拳極道潜入捜査を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍で苦戦しつつも、ねばりにねばって完成することができました」と明かした。

撮影は今年5月に終わった。岡田にとっては、11月1日にV6が解散して以降、初めて公開される主演映画となる。「撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビれていました。どこにもあてはまらない、とんでもない作品になることは間違いないと思います。さすが原田監督! この時代にこの映画がどう観られるのかが楽しみです」とコメントした。

○…岡田は大作への出演発表や主演などが続いている。今年は6月に「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」、10月に「燃えよ剣」と続けて主演映画が公開。11月29日には、嵐の松本潤(38)が主演する23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」に織田信長役で出演することも発表され、スケジュール面などでオファーを受けるか悩んだが、松本から「一緒にやってほしい」などと電話を受け出演を決めたことなどを明かしていた。