NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の22日に放送された第38話の平均世帯視聴率が17・1%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、安子(上白石萌音)は、失踪した算太(濱田岳)を探して大阪の街を何日も歩き回り続けたが、消息はつかめなかった。疲労困憊(こんぱい)し、雨の中に倒れこんでしまった安子。目を覚ますと、そばにいたのはロバート(村雨辰剛)だった。その日がるい(古川凜)の入学式だと気が付いた安子は、岡山の家に電話をかけてるいの様子を確かめようとしたが、るいがいなくなったと聞く。

ロバートは安子に「I love you」とプロポーズし「アメリカに一緒に行きましょう」言うが、安子は「るいを置いてはいけない」と断る。しかし、そこを大阪まで来ていたるいが目撃してしまう。ショックを受けたるいは岡山に帰る。安子も岡山に戻ったが、るいは安子に頭の傷跡を見せて「2度と会いたくない。I hate you」と言い放つ。ショックを受けた安子はロバートに「アメリカに連れて行って」と言う。

年月が流れ、成長したるい(深津絵里)がいた。