X JAPANのYOSHIKIが来年8月、3年ぶりにディナーショーを開催することを、このほど会見で発表した。

現在は米ロサンゼルスに拠点を置き、日本での公の場は2年ぶりとなった。ショーは自身最多となる11日間20公演を行い、1日2公演の日がほとんど。健康面が心配されるが、雑誌撮影のため体を作っていたこともあり「人生で一番いい体になっている」と、軽やかに乗り切る意気込みだ。

YOSHIKIは新型コロナウイルス対策についても積極的に発信し、7月には河野太郎前ワクチン担当大臣とオンラインで対談した。今回の会見では「600日くらい外食しなかった。1年8カ月くらい1人でご飯を食べてきた」と明かすなど、徹底したコロナ対策を実施。日米のそれぞれルールにのっとってワクチン接種を行い「自分のためというより、周りの方たちのため。僕自身は首の手術を2回と、けんしょう炎を経験した。こういう時こそ、医療従事者に迷惑をかけたくないと思った」と経験を踏まえて語った。

ショー開催の決断は話し合いを重ねてきた結果だったといい、YOSHIKIは「今回ディナーショーの発表に踏み切れたことで、エンターテインメントが動きだせるのではないかと、2年間慎重に考えてそう思えてきた」。世界規模でオミクロン株が広がる中、自身も再渡米の予定を延期したという。今年8月の世の中がどうなっているか分からないが、まじめに対策に取り組んでいるYOSHIKIの行いが報われ、ショーが成功することを願っている。【遠藤尚子】