元宝塚の麻央侑希(36)の主演舞台「夜明けのうた」の公開ゲネプロが13日、東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで行われた。

日本最古の映画会社、日活作品の中で、数多くの観客を動員した黄金期を代表する「日活歌謡映画」をモチーフにした作品。赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子といった日活の銀幕スターが歌って踊った世界観を舞台化した。

映画の元となった楽曲は岸洋子のヒット曲。映画「夜明けのうた」はこの楽曲を主題歌に、浅丘ルリ子主演で65年に公開された。

映画で浅丘が演じた緑川典子役の麻央は「この作品を届けられることができてうれしく思います。世の中は厳しい状況ですが、精いっぱいのお芝居を見せていきたい」。脚本家の真木を演じた川崎麻世(58)は「コロナ禍で役者をやっていいのかと不安になった1年でしたが、こうして上演できてうれしく思う。浅丘さんに連絡をしたら、見に行くわと言ってくださいました」と話した。

ほか、乃木坂46中村麗乃、TRFのYU-KI、武子直輝、市川美織らが出演。16日まで。